旭食肉協同組合

生産者インタビュー

Inoue Farm
井上本店(井上農場)

生産者:井上 順司さん
農場所在地:千葉県匝瑳市平木

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井上農場について教えて下さい。

うちは農場だけでなく様々な事業を運営しており、豚を育てるところから売るところまでそれぞれ会社を持ち一貫して行なっています。私の仕事としては農場の運営がメインです。

井上農場の始まりについて教えてください。

私が井上農場を継いだのは20年ほど前です。うちは祖父の代から農場をやっています。当初、祖父はニワトリの卵を農家から買ってきて、汚れを拭いて売るというサイドビジネスをやっていました。その内本業を辞めて、色んなものを売り始めました。どじょうやうなぎを買って料亭に持って行くなどもしていました。

その後、卵を買って売るのではなく鶏を飼って卵を生ませればいいという考えになり、鶏小屋を作って鶏を飼い始めました。ところが病気で全滅してしまったんです。それを機に豚を飼うことになりました。なので私が仕事を始めた頃は、鶏小屋だったものを作り替えた豚舎もありました。

それからは買ってきた子豚を育てて売っていました。私が子供の頃に子豚を飼いにいく祖父に連れられて、いろんな農家さんに行ったという思い出もあります。

そして最終的には豚の繁殖自体を始めるに至りました。

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井上 順司さん

豚の繁殖から行われているのですね。

普通は一つのビジネスから幅を広げていくと思いますが、逆の発想ですね。 最初になんでもやっていて、鶏から豚を売り始め、さらに繁殖を始め、私の代では元豚の仕入れを始めました。 母豚の生産を行っています。

農場を運営される中で大変なことはありますか?

大変だったなと思うことはやはり病気ですね。 昔は餌と水さえあれば豚は死なないと考えられていました。 しかし私が学生の頃、免疫障害を起こす複数の病気が日本に入り千葉県中にも流行りました。 免疫が下がると他の病気にもかかりやすくなります。 ある病気はいまだにワクチンの効きが安定せず、問題が起きることがあります。ワクチンを打つ方がいい、打たなくとも変わらないなどの意見があり、未だに議論が続いています。

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豚舎と併設する飼料タンク

判断を下すためには情報収集が必要だと思いますがどのようにされていますか?

専門誌もありますし、ワクチンメーカー、飼料メーカー、養豚家同士での情報交換などから情報収集して対策を行なっています。

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給餌の様子

お仕事としてやりがいを感じられる点を教えてください。

悪い部分を改善した時ですね。病気や繁殖についてああじゃないこうじゃないと考えて、それが実際に当たった時は気持ちがいいですね。色々チャレンジした中でうまくいくのは30分の1くらいだと思っています。うまくいけばいいなとは思いつつ、外れると思ってやっています。でないとハートがもたないので。

組合の皆さんとの交流について教えてください。

取締役はみんな経営者なので、話を聞いてもらうこともありますね。飲みにもたまに・・・月3回くらいは行っています。

最後に消費者の皆さんへメッセージをお願いします。

うちでは繁殖から販売まで一貫して行なっています。ぜひ安心して美味しく召し上がっていただければと思います。

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健康的に育てられた豚たち