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フレンチシェフがサーブする『シャルキュトリーBBQ』イベントに参加してきました。
シャルキュトリー(Charcuterie)とは、『chair(シェール)=肉』と『cuit(キュイ)=火を通した、焼けた』という言葉が一緒になったフランス語です。ヨーロッパでは広義の意味で豚肉の加工品や、それらを扱うお店のことを言います。
シャルキュトリーは日本でも一定の認知はありますが、一般的な日本の食文化に比べるとまだまだマイナーな存在です。一部のフレンチレストランや洋風ダイニングなどでメニューに取り入れられていることがありますが、一般家庭での普通の食事としてはあまり馴染みがありません。

ただ、近年、フレンチや洋食の人気が高まってきており、特に若い世代の間ではシャルキュトリーに興味を持つ人も増えてきています。また、SNSなどの影響もあり、見た目の美しさや多様な味わいが人気を集めています。

シャルキュトリーは1頭の豚からお肉はもちろんの事、脂や内臓まで余すところなく美味しい加工品に仕上げていきます、このヨーロッパの豚肉加工の精神や文化は大変興味深く、豚肉を扱い50年、日本の食肉文化の中で常に『1頭の豚のいのちを無駄なく美味しくいただく』という当組合の目指す理念にも合致し、多くを学び研究をしなければならないことと考えています。

今回お誘いいただいた日本シャルキュトリ―協会はこのフランスの食文化の根幹をなすシャルキュトリーの普及を通してフランスの食文化の紹介し、日本人の食生活をより充実させることを目的に設立された団体です。

7月の猛暑の日でありましたが山中湖畔の緑豊かなペンションのコテージにてオーナーのフランス人のジェロームさんのホストで、BBQはクリストフ会長、ベルナール常務理事、久保理事のプロのシェフの完璧な焼き上げを堪能させていただきました。

特に豚の直腸に大腸と胃袋をカットして腸詰したアンドゥイエットは内臓の臭みもなく、このアンドゥイエットをつくられた、久保シェフがフランスのアンドゥイエット格付け協会から最高クラスの5Aに認定されているとお聞きし、国際コンテストや受賞の話など、興味深いお話を伺うことができました。

この日のBBQでいただきました素晴らしい料理のメニューです

(冷製料理)
シャルキュトリーの取り合わせ
サラダクルディテ(キャロット・セロリラブ・ペトラブ)・オリーブ
ヴィシソワーズ
サーモンの燻製サラダ
セルヴェルトカーニュ・バゲット

(バーベキュー)
ソーセージ
アンドゥイエット・トゥールーズ
白ソーセージ
モルトソーセージ・メルゲーズ
ベーコン
野菜(万願寺唐辛子、ズッキーニ、カボチャ) 
バスク豚カタロース
仔羊(カレ)ハーブ風味
烏賊とチョリソー・ズッキーニ・パプリカ入りピラフ
フランスパン

(デザート)
グラスヴァーニュ
サラダオーフリュイ・ミントのジュレ